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小学館『あーとぶっく』シリーズ全15巻
名画と遊ぶ絵本
子どものころ、だれかと友だちになる時って「なんか気が合うなあ、あの子とは」って感じじゃありませんでしたか?
相手が、アート作品だってきっと同じです。
「なんかしっくりくるなあ、この絵」気が合う名画と、うまく出会えたらしめたもの。あなたはもう名画を鑑賞しているのではなく、名画を体験しているのです。このシリーズは、名画と友だちになるための私なりの絵本。
あなたもあなた自身の方法で、名画との友だちづきあいを始めてみませんか。
『モネの絵本・太陽とおいかけっこ』
小学館 ¥ 1,512 (税込)
モネは太陽とおいかけっこした画家。陽の光を受けてつみわらがおばけになったりアイスクリームになったり。モネといっしょにポプラ並木やつみわらの畑、セーヌ川の川辺を散歩してみたいな。
『ルソーの絵本・夢の宝さがし』
小学館 ¥ 1,512 (税込)
ルソーという画家は空想にあふれた楽しい絵を残しています。うまい絵というのとは少し違うけれど、とぼけた面白さがあります。ルソーがいなかったら、西洋名画はもっと窮屈だったかもしれません。
『ゴーギャンの絵本・はだしになって』
小学館 ¥ 1,512 (税込)
絵本制作後タヒチに行き、ゴーギャンがひと筋縄ではいかない大きな画家だとあらためて感じました。南の島ではだしで元気いっぱいに暮らす。南太平洋のかぐわしい香りが届きますように。
『ローランサンの絵本・忘れないよ』
小学館 ¥ 1,512 (税込)
甘酸っぱいピンク色や紫色が似合うローランサンの世界を絵本にしてみたいと思っていました。やがて、パリのアパルトマンが舞台となってお話は動き始めたのです。ちょっと寂しくて優しい物語です。
『広重の絵本 遠くへてくてく』
小学館 ¥ 1,650 (税込)
「東海道五十三次」や「名所江戸百景」で有名な歌川広重の叙情あふれる世界を、ぎゅっと凝縮して32ページで感じてもらいたい。あいさつという日本人らしいコミュニケーションを交えて、旅人の心になってみました。
『北斎の絵本 富士山見えた〜!!』
小学館 ¥ 1,650 (税込)
「冨嶽三十六景」は、画面のどこかに富士山を美しく配置しながら、こちら側にある当時の普通の暮らしを伝えている傑作です。北斎が好きだった竜に登場してもらって、富士の思いもちょっとだけ探ってもらうことにしました。
『若冲の絵本 み~つけた!』
小学館 ¥ 1,650 (税込)
国宝になった若冲の代表作「動植綵絵」は、よく見ると意外にかわいらしい生きものたちの宇宙を描いています。昆虫に詳しいお二人の力をお借りして、作りたかった絵本ができた気がしています。
美のおへそシリーズ<1>『古代ギリシャのいいこと図鑑』
小学館 ¥ 1,650 (税込)
古代ギリシャの文化って、「いいこと」というキーワードでまとまるかも?? 「はだかはいいことだ」「美しいことはいいことだ」「踊ることはいいことだ」… ほらね、ひらめいたとおり。古代ギリシャって素敵です。
直感こども美術館『すごいぞ! ニッポン美術』
西村書店 ¥ 2,640 (税込)
「見てごらん! 名画だよ」という西洋名画編をお手伝いさせてもらううち、「日本編」が欲しいと思うようになりました。源氏物語絵巻から浮世絵まで、富士山から子犬まで、日本の絵画ってこんなに楽しいんですから。
これが鳥獣戯画でござる ニッポンのわらいの原点
小学館 ¥1,870(税込)
「鳥獣戯画」は有名絵巻ですが、中身は案外知られていません。サルとウサギとカエルのキャラが立っていておもしろいんですよ。お笑いの原点、はじまりはじまり…。右から左へ見ていく絵巻そのままに、あーとぶっくとしては初めての縦書き絵本です。
『ゴッホの絵本・うずまきぐるぐる』
小学館 ¥ 1,512 (税込)
私のデビュー作。ひょんなことでこのシリーズを立ち上げることになった私は、ダミーとして全ページを手書きで書いて編集部に見せました。「このまま出版したい」と言われまずびっくり。うずまきのキリヌキひとつずつに対し、美術館から請求書が届いてびっくり。発売してすぐに山ほどの読者はがきが送られてきてまたびっくり。びっくりの連続の本でした。