ジブリ美術館でのアートプログラム
先日行ったアートプログラム「名画は友だち」の報告です。
地域の小学4年生18名が集まって2日間、計36名が参加しました。
今回は、ジブリ美術館で開催中の『小さなルーヴル美術館」
での鑑賞を目的にしてみました。

流れを簡単にご報告しますね。
まず、大きな地球儀で日本とフランスを探すところからスタート。
あらかじめ用意したナビカードを使って
4組のグループに分かれて宝探しゲームのはじまりです。
これは絵をよく見るということのきっかけ作りです。

「早くみつけたからって勝つのでも偉いのでもない。
よく見て探すことが大切だよ」

答え合わせをしながら展示された作品の中から、
それぞれのお気に入りをみつけて、みんなにその理由を披露。
簡単な解説を子どもたちとの対話形式で行いました。

「いい絵は友だちのようなもの。気が合う絵とは長くつきあって、
だんだんと背景を知っていこう」

その後、みんなポストマンになろう。と呼びかけ、
選び出したお気に入りの絵について手紙を書きました。

「好きな絵のことを誰かに伝えよう」宛先は自分自身。

数日後、手紙はジブリ美術館のスタッフの手により
特製絵はがきとなって、各自の家に郵送されます。

こんな流れで1時間半のプログラムを作りました。
複製による展示なので、近づいたり触れたりして
走り回りながら夢中で絵の隅々まで見入っている
子どもたちの表情が心に残りました。

好きな絵の傾向としては、晴れやかな風景画の人気が高く、
平和やエコロジーなど時代の空気が反映されていると感じました。

ジブリ美術館のスタッフのみなさん、お疲れさまでした。
楽しいひとときをありがとうございました。

結城昌子

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シエナで2日ほどダウン。
ウィーンからフィレンツェを経てシエナに。

ホテルの入り口でスーツケースを持ち上げた途端、あれれっ。
寒さと少々の疲れ? 腰が痛み出し、はじめての腰痛体験。
部屋に入った途端、ベッドにしがみつく始末。

「このまま久しぶりのカンポ広場も見ないで帰ることになるの?」
と思いきや同行スタッフが中山式腰痛ベルトを持参していたので
助かりました。

日頃の運動不足を思い知った2週間でした。反省。
写真はこれまた人けのないカンポ広場。

結城昌子

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クリムトの「接吻」はすごかった。
雪のベルベデーレ宮殿でクリムトの企画展と遭遇。
「接吻」は前にも見ていたはずなのにそのマチエールには仰天しました。

デカダンス、あるいはエロスとタナトスという言葉に
ついつい文学的な見方をしそうになるけれど、
実は金泥の風合いと金箔の盛り上がり、垂らし込みに吹き付けという
左官屋さん顔負けの様々なマチエールが競い合う画面。
本当に目映く、そのオーラは圧巻でした。

最近は、あまりにあちこちの印刷物で見慣れてしまったため、
無意識にないがしろにし過ぎていたようです。

「クリムト様、今まで私が語ってきた数々の非礼をお許しください。」(笑)

クリムト展は撮影禁止のため、雪のベルベデーレ宮殿の庭を代わりに。

結城昌子

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ウィーン美術史美術館を独り占め。
今年のヨーロッパはイギリスの大雪など、寒波の影響で大荒れの様相。
ウィーンも例外ではなく、初日から雪。翌日は猛吹雪でした。
晴れ女を自認する私もさすがに降参。

とはいえ、おかげで美術館はガラガラにすいていて
ベラスケスの部屋など私のほかには誰もいないまま。
ブリューゲルの部屋は数人という贅沢な空間と時間を堪能してきました。

美術史美術館はご存じの方も多いと思いますが、とても広く、
その上エントランスは吹き抜けで、天井の高い展示室。
なのに寒さ知らず。
暖房費を思うと、なんて贅沢なんでしょ。(笑)

この美術館のカフェはいつもはにぎわっていると聞いていたのに、
ご覧の通り。オフシーズンの旅もまんざら悪くはないものですね。

結城昌子

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寒いヨーロッパ
1月の下旬から、結城昌子はヨーロッパに出かけています。

愛知のzakky先生から「1月20日のジブリ美術館での
イベント報告を」とコメントをいただいていましたのに。。
申し訳ありません。

会は2月17日に再度開かれます。
二回の様子併せてのブログアップとさせていただきます。

ロンドンは18年ぶりの積雪とか。
結城が旅しているウィーン、フィレンツェ、シエナ、アッシジも
それなりに寒そうなところばかり。

どんな土産話になるのでしょうか。
しばらくお待ちください。

artand管理人 may


zakky先生、コメントありがとうございます。
zakky先生は愛知県の小学校の先生で、とても熱心に
学校と美術館の連携,鑑賞学習について研究をなさっている方です。
ブログ「zakkyの美術教育deトーク」は
子どもと美術にまつわる貴重な話がいっぱいです。

私も時々ブログをのぞかせていただいています。

いつも応援ありがとうございます。
今度のアートプログラムは試行錯誤ですが、
またここでご報告させていただきますね。

ワイエスは私も大好きです。硬質な緊張感がたまりません。

結城昌子



エッセイ
1月20日に発刊されるウィークリーの
「週刊 西洋絵画の巨匠」(小学館)にエッセイを連載します。
50回続けることになります。 先は長い!(笑)

応援よろしくお願いします。

結城昌子



2009年 年始
どんな印象でもいい。
名画についての思いが子どもたちの胸の奥に芽吹くように。。。
ここは、
ファンタジーあふれるジブリ宇宙の小さなルーヴル美術館。
むずかしい歴史はちょっと横において
ゲームをしながら名画と友だちになろう。
「美術館では大きな声を出してはいけない。
ふれてはいけない。走ってはいけない。」
今日だけはそんなこと気にしない。
複製絵画だからこそできる美術館体験を思いっきり楽しもう。
合い言葉は「名画とあそぼう ルーヴル美術館」」

こんなメッセージをそえて
1月20日と2月17日に東京・三鷹のジブリ美術館で
地域の子どもをたちを対象にしたアートプログラムを行います。

今年もよろしくお願いします。
結城昌子

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マグリットに挑戦!
朝日小学生新聞日曜版の
結城の連載コーナー「遊んでアーティスト」で
先週から「マグリットに挑戦!」の発表が始まりました。

今年いちばん多い作品数が全国津々浦々から届いて
本人は驚いています。
マグリットの「シュール」な画面に興味が湧いたと
いうより、「なにか不思議な感じで楽しかった」という
感想が多く添えられているようです。

さまざまな「マグリットに挑戦!」作品が紙面を飾ります。
ご覧いただけば、子どもたちの今が
ちょっと伝わってくるかもしれません。


artand スタッフ may



ジブリ美術館
東京の三鷹市の緑の中にジブリ美術館はあります。

今、その一角で
プチルーヴル展が開かれています。
宮崎吾朗さんと種田陽平さんの合作ともいえる空間は、
小さいながらもユニークな匂いをかもしだしています。

「ここでなにか子どもたちの思い出に
残ることをしてみませんか」と
お誘いをいただきました。

スタートは新春。
さてどんなことになるのやら。。。

p.s.ところで、いつも満員のイメージのジブリ美術館。
予約制ですが、平日の夕刻がねらいめだそうですよ。

結城昌子



原寸美術館37V版(フジテレビCS)
春から続けているテレビ番組「原寸美術館37V版」の
15話と16話の収録をしました。

15話は「マギの礼拝」(ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ)
16話は「いかさま師」(ジョルジュ・ド・ラ・トゥール)

どちらも原寸で見ることで新しい発見があり、
楽しい番組になったと思います。
ことに「マギの礼拝」は大迫力のお宝映像になりました。

今回は私も升野さんもなぜかサンタ姿。
コスプレ気分(?)で、恥ずかしくもあり楽しくもあり・・・(笑)。
ご覧いただけるとうれしいです。

結城昌子

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サントリー天保山さんの鑑賞教育
大阪にある、サントリーミュージアム天保山さんへ、
美術館が行おうとしている鑑賞教育のための
ささやかなツールをつくって納めさせていただきました。

もちろん天保山の教育・普及の担当者の方々、
および印刷会社の皆さんの
ご協力あってのたまものと感謝しています。

今、美術館と小学校へ鑑賞教育の波が
押し寄せようとしています。

ひとことで「鑑賞教育」と言っても
なにをどのようにすべきなのか、まだどのように美術館と地域、
小学校が連携できるのか、未知数の点が多いと感じますが
お問い合わせいただくこともあり、
当artandとしても楽しいシステムとコンテンツを
増やしていきたいと考えています。

結城昌子

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ヒミツのちからんど 再放送について
番組をご覧いただけなかった方から問い合わせを
いろいろいただきました。
下に再放送の件をアップしたばかりの訂正で申し訳ありません。
(NHK「ちからんど」サイトには再放送があると発表されておりましたが)
特別番組のため今回は再放送がないそうです。
再放送があるようでしたら、
このブログにアップさせていただきます。
ご迷惑をおかけしますが、
よろしくお願いいたします。

artandスタッフ may

ピカソに挑戦!
昨日「ヒミツのちからんど」が放送されました。
番組をご覧いただいた方、ありがとうございました。

残念ながらご覧いただけなかった方も
11月1日に再放送がありますので、ぜひご覧ください。

番組内でご紹介できなかった子どもたちの作品を
and kidsページで紹介させていただきました。
こちらもぜひのぞいて見てください。


artandスタッフ/小江戸むらさき


液晶絵画&ミレイ
東京恵比寿の写真美術館での「液晶絵画展」が
おもしろいと知人から教えられ、最終日に行ってきました。

おもしろかったです。
興味深いという方が適切かもしれません。
千住博さんの「水の森」がいい感じでした。
ご覧になっていない方のために簡単に説明すると
大きな薄型液晶モニタが縦にいわゆる屏風状に並び、
そこに氏が墨(グレーに輝く)一色で描いた「水の森」を取り込み、
部分的にほんのわずか木々や水面が風にそよぐように動かしています。
ほかにも、森村泰昌さんのフェルメール作品になりきった動画や
中国作家の作品、ビル・ヴィオラやブライアン・イーノの
昔の作品もなどもあり、十人十色の液晶絵画が並べられていました。

      ◎

数日後、渋谷の文化村で開かれている「ミレイ展」をのぞきました。

液晶絵画展の入場者の年齢層とはまったく異なる
年配の女性の方で場内がとても混雑しているのには驚きました。
英国のラファエル前派のミレイの「オフェーリア」はやはり魅力的でした。
この画家の力量について印象を新たにしました。

「今にも動きそうな絵」という言い方があります。
絵画の質の高さを表現していることばでしょう。
液晶絵画と、力のある油彩画、ふたつの方向を堪能しました。

結城昌子

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