いよいよブリューゲル!?
今朝の朝日小学生新聞「遊んでアーティスト」で
子どもたちに向け、次回の挑戦お題が発表になりました。

「雪中の狩人」で「ブリューゲルに挑戦!」。
「こちら側と向こう側の景色をかきわけよう」だそうです。
むずかしそう〜。でも涼しそうで楽しそう〜。

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ベルギー好きの結城が、これまでこの連載で
あまりブリューゲルを紹介してこなかったことに
首をかたむけていました。興味津々の画家のはすですから。
「子どもの遊び」を扱ったことがあるくらい、だそうです。

雪に降り込められたウィーンの美術史美術館で
望遠鏡を片手に!(笑) 数時間も
ブリューゲルの部屋に座っていたことがあると
エッセイであかしていました。
そこでブリューゲル作品に開眼したのだとか。。。

教えられてよくみるほど
ひきこまれるブリューゲルの絵画世界。
「雪中の狩人」の氷上、カーリングで遊ぶ子どもたちの姿は心和みます。
「よくみえる、いい目をしていたんだなあ〜ブリューゲルって」と
別の意味で驚きます。

carling.jpg

2週間ほど前、知人から誘われて、
今冬、東京・渋谷のユーロスペースで公開される
「ブリューゲルの動く絵(仮題)」を
試写室でみせてもらいました。
映画はみる方それぞれのものでしょうから、感想はおいておくとして。
映画「バスキア」の原案をかいた人が監督しています。
現代アーティストから16世紀の画家へ。
扱われているのはブリューゲルの「十字架を担うキリスト」。
ご興味ある方はぜひ映画館へ。

日本では昨年、大槻一雅さんという方によるブリューゲル版画を
扱ったアニメーション DVDがありました。
しぶくてなかなか楽しいものでした。

そういえば先の映画の主演(ブリューゲル役)は
あのルドガー・ハウアー。マリアはシャーロット・ランプリング。

ブリューゲルの楽しく味わい深い視覚世界が
新しい形でいよいよ注目されるようになるのでしょうか。

artand管理人may


andkidsブログをチェックしてみてください。
このホームページには2つのブログがあります。
このnewsブログともうひとつandkidsというブログ。
トップページの黄色い○のいちばん左をクリックしていただくと
あらわれます。

四国、鳴門の大塚国際美術館さんから、途中報告をかねて
『夏休みの自由研究』の仕上がり作品の画像が送られてきました。
中からいくつかをピックアップして、ご紹介させていただきますね。
(子どもたちからOKもらっているようですから)

そういえば今日はまだ18日。「残り13日もあるよ〜美術館にきてね」
ということにもなりますし。(笑)
さて『夏休みの自由研究』としてこの美術館で
どんなことができちゃうかといいますと。。。

今夏は「ドイツ年」なのでドイツの名画に焦点をあてています。
デューラーやアルトドルファーやフリードリッヒなど
(小さな子どもたちには、ちょっとむずかしいかな?)
鑑賞・体験するための「ひらめき鑑賞シート」を片手に、まずよく味わいます。

次に、4種の『夏休みの自由研究』シート(下の画像)の中から
好きなものを選んで、自分の思うようにその絵をまねてかいたり、
感想をかいたりして、家に帰って完成してもらおうというものです。
(で、いいと思ったら学校へ提出)
その途中のものを美術館スタッフさんがちょっと貸してもらったというわけですね。

4daishiai.jpg

ホルバイン、マルク、マッケ、クレーの4種類があります。
第1弾は夏休み早めの7月中に美術館を訪れた
子どもたちの作品の中から。
さあ、子どもたちはどんなことを感じているでしょう。
クリックしてみてください。


結城昌子

夏のワークショップ
先日おこなった大塚国際美術館でのワークショップの報告です。

今回は100人で名画に挑戦です。

21世紀になって個人主義が強くなり過ぎ、
日本の社会でもコミュニケーションの重要性が指摘されていますね。
それはもちろんアートの世界でも同じです。
アートは時代が生み出すものでもあるのですから、
今には今にふさわしい表現があるのです。そして、今回の震災。

で、今年は、(個人を横に置いて)みんなで描こう! 
という挑戦を考えてみました。

たくさんの子どもたちが参加してくれて、幼児から大人まで一緒になって作る時間は本当に楽しく、私にとってもたくさん発見がありました。参加してくれたみんなに感謝です。

まずは陶板でできた実物大の作品を「ひらめき鑑賞シート」を片手に鑑賞してからそれぞれの部分を決めていざ、挑戦! 

marc10.jpg

陶板だから直接手を触れても大丈夫。
(すべての画像はクリックすると大きくなります)

marc_g.jpg

こんなことができるのもこの美術館ならではですね。

フェリシモさんの協力をいただいて、会場には500色の色鉛筆と500色のクレヨンが用意されました。(フェリシモさん、ありがとうございました。)

それを手にした子どもたちの表情は真剣そのもの。色の微妙な違いに目を凝らし、原画と何度も見比べる姿を見ていると、「色の力」を実感。色を選ぶことから作品作りは始まるのです。

maec_e.jpg

そして自分の受け持った部分を、(例えとてもそれがとても単純な部分であっても)隣に並ぶ絵に負けないように、ぐいぐいと色を塗る小さな手を見ていると、そこにはちゃんと責任感のようなもの生まれていることを感じます。

中学生以下の子どもたちとお母さん、お父さん、そしてボランティアさんも加わって仕上げたのはマルクの「黄色い牝牛」。

kokosei2.jpg

今年のテーマはドイツ絵画にしたので、高校生たちはルンゲの「朝」に挑戦しました。

runge_c.jpg

これがみんなのマルクです。

marc1.jpg

目を細めると、マルクが大好きだった黄色い牝牛が溌剌と飛ぶはねていることが分かりますよね。画像をクリックして、7月15日にアップした画像と比べてみてください。

marc12.jpg



高校生のルンゲ・・・

runge_siagari.jpg

元の絵はこれです。

runge_s.jpg

なかなかいい感じでしょ。

このワークショップは大塚国際美術館のスタッフかたがたによって、8月いっぱい毎日行われます。徳島までお越しの際は是非参加してね。

結城昌子



andkidsに神戸からの作品up
andkidsのブログに
神戸のO絵画塾さんからの投稿作品をUPしました。

O絵画塾のお子さんたちは、
朝日小学生新聞の「遊んでアーティスト」の
コーナーでも常連さんです。
先生の指導がよいのか、いぜんはよく
楽しい力のこもった立体作品を
応募してくれていました。

朝小の「遊んでアーティスト」に以前
「わたしのアートじまん」というコーナーを
つくっていて、応募された立体や半立体の作品を
紹介していました。そういえば最近やっていません。

この春あたりから、
「○○に挑戦」のコーナーへの応募作品の数が多くなって
毎週作品をセレクトするのに追われています。

また、こちらへ作品を投稿いただけば嬉しいです。
(全部ご紹介することは出来ませんが)
andkidsの方もご覧ください。


結城昌子

23日大塚国際美術館で
来週末の23日土曜日は
今年も四国鳴門の大塚国際美術館で
夏休みオープニングイベントに参加します。

昨年はフランスものにフォーカスした夏でしたが
今夏は、日独交流150周年記念ということで
ドイツ作品に注目!です。

ドイツ絵画というとどうしても暗いイメージがありますね。
でも20世紀初頭の表現主義的な瑞々しい作品を
よくみていくと、可能性が感じられてワクワクしてきます。

そんな中から、子どもたちにも親しみやすい
9作品を選んで「ひらめき鑑賞シート」をつくりました。

hirameki2011.jpg

長年あたためてきた
名画に挑戦しながらコミュニケーションする(!?)
「100人名画」というイベントも行います。

美術作品の鑑賞をさらにアクティブな体験にできたらいいな、
そんなことを夢見ながら
参加される皆さんといっしょに楽しい一日にしたいと願っています。

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結城昌子

夏の大塚国際美術館
今日、無事に(?)慶応丸の内キャンパスでの講演を終えることが出来ました。
オフィス街での講演ははじめてで、緊張しましたが、
皆さんの熱心な姿を見ているうちに私の方が甘えてしまい楽しんでしまった気がしています。
ありがとうございました。

今度は大塚国際美術館での子どもたちとの楽しい夏休みワーックショップです。
今回はドイツの名画で「ひらめき鑑賞シート」を作りました。

なかでもマルクの牛には注目です。100人で挑戦するマルク。
詳細はまたお知らせしますね。

結城昌子

古代ギリシャ
「大英博物館 古代ギリシャ展」が東京で明日から始まりますね。
今日、そのプレビューがあったので上野の西洋美術館へ行ってきました。

私は神戸でも見ていたのですが、展示の場所が変わると
同じものでも新たな発見があって楽しめました。
何度見ても古代ギリシャの人体表現って完成度がすごい。
「円盤投げ」なんてため息ものです。
もちろんローマの模刻でもあるんですが、当時の人が
なんとしてもコピーして残したい、それに挑戦したいと願う気持ちも
理解できるってもんです。

それにしても2500年も前にすでにこんなに完成していたとは。
その後のヨーロッパアートがいろんな意味で
引っ張られたこともうなづけます。
ミケランジェロしかり、ボッティチェリしかりです。

出口のそばで、私の本を発見しました。
先日まで作っていた『古代ギリシャのいいこと図鑑』です。

greece.jpg

子供のための絵本なんですが、
今回の展覧会に来ている作品も載せています。

ちなみにこんなポスターまで作ってくれていました。

poster.jpg

古代ギリシャの美しくたくましい文化。
東京の連日の暑さを、どこか涼しげな作品たちが
吹き飛ばしてくれるようでした。

結城昌子

国立(6月25日)と 徳島(7月23日)詳細
すでにお伝えしましたが、
今週25日に東京、国立(くにたち)駅前の
公民館図書室で「ピカソ 描かれた恋」の
お話しをさせていただきます。

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こじんまりとした会です。
お時間のある方、お越しいただければ幸いです。

また、7月23日の徳島鳴門の大塚国際美術館で
夏休み子どもイベントのオープニングをさせていただきます。
こちらはちょっとばかり仕掛けがあります。
フェリシモさんのご協力をえて、500色の色鉛筆、クレヨンで
絵をかくことにちょっと挑戦します。
ご家族づれでも楽しんでいただけると思います。
私自身も楽しみです。
みんなの力で暑い夏を吹き飛ばしましょう。

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結城昌子


6月〜7月
来月と再来月の結城昌子の予定です。

6月25日(土曜日)、東京の国立(くにたち)駅前の公民館、図書室で
ピカソについてのお話しをさせていただきます。入場は無料。

時間等詳細は、042-572-5141へお問い合わせください。
近づいたらまたご案内させていただきます。

6月28日に小学館から
古代ギリシャのいいこと図鑑」という子ども向けの本が出ます。
印象派や20世紀アートを扱う結城昌子の小学館あーとぶっくで
新しいシリーズ(「美のおへそ」と命名されています・笑)がはじまります。

7月13日、慶應丸の内シティキャンパス定例講演会「夕学五十講」で
講演をさせていただきます。

7月23日夏休みがはじまる日は
今年も徳島・鳴門の大塚国際美術館で子ども向けイベントです。
今年はどんな内容になるのでしょうか。
ご期待下さい。

管理人may



マスクっておしゃれ!
マスクをするのイヤなお友だちもいるよね。
みんながしていないとき、自分だけ目立ってしまうのも
イヤだよね。
そんなときは、マスクがおしゃれな小物のひとつだと
思ってみよう。
髪につけるアクセサリーだって、もともとは髪をまとめる
ものだし、ソックスだって足を守るためにある。
マスクだって同じだよ。
見えない汚れからみんなを守るためにある。

絵をかいたりシールをはったりして
楽しんでみたらどうかな?
たとえばこんなふうに!

mask_renoir_1s.jpg
11041004.JPG

写真も文字もクリックすると大きくなります。
ちなみに絵は、フランスの画家ルノワール作の
「草花の花束をもつ少女」(1888年)の部分です。

結城昌子

お母さま、先生方へお願い。
私は放射線の専門家ではありません。
だから余計な心配をしているのかもしれません。

でも、テレビに映る原発周辺の子どもたちが
マスクをしていないことが気になってしかたありません。

きっとどこかに大丈夫だという思いがあるのでしょう。
けれど、せめて運動場で遊ぶ時だけでも
マスクをさせてあげてください。お願いします。

どうかお願いします。

結城昌子

原発の現場の方々
原発の現場で、多くの命を守るために自らの命を差し出して
懸命に働いてくださっている方々を思うと胸が苦しくなります。

皆さんの献身に感謝し、安全を祈っています。

結城昌子

地震、津波、原発事故・・・
もはや「頑張れ」とか「大丈夫」という言葉が
空しく聞こえてきますね。

被災した方々の痛みを思うと胸がつぶれそうです。

いつまで我慢すればいいのでしょうか。
先の見えない避難生活を強いられている多くの方々は
何を信じ、何を待てばいいのでしょうか。

それにしても報道は同じような内容を繰り返すばかり。
政府の情報も遅すぎますよね。
テレビも通じない方々に「ネットで確認してください」なんて
理不尽きわまりないです。

日本の誇る美しい町がいくつも失われてしまいました。
明るく生きてきた人々の気丈な心も折れてしまいそうです。

被災を免れた私たちは、ささやかでも、いま出来ることを
こつこつと積み重ねていきましょうね。

結城昌子

被災者のみなさま
被災者のみなさま、どうかどうか頑張ってください。
ひとりでも多くの命が助かりますように。
そして亡くなられた方に祈りを捧げます。

今回の地震のニュースを見ていて、
被害を受けた皆さんの、悲しみに暮れながらも
冷静さを失わぬ健気な姿に感動しています。

私はその時、箱根に向かっていて御殿場で高速をおりたのですが
信号機が停電で動かず、周辺のトイレも使えず・・・・。
なのにみんな、道を譲り合い、簡易トイレに50メートルも並んでじっと待ったり、
なんて節度をわきまえた人たちなんだろうと
日本人の美しさに触れる思いがしました。

夜になると明かりのないコンビニが暗がりの中、
すでに食べ物や温かい飲み物がなくなっていても、
ちゃんと営業していて、
互いに声を掛け合ったり、情報を交換したり・・・
それぞれに思いやりに満ちていました。

結局目的地をあきらめた私は、ガソリンがなくなるのを恐れて
停電になっていないと聞いた沼津方面へ走ったところ
幸運にも裾野で開店しているガソリンスタンドをみつけることが出来ました。

東名高速が閉鎖だったので、それから国道の246を
歩くより遅い渋滞の中ひたすら我慢して
帰宅できたのは早朝の4時過ぎでした。

危うく帰宅難民になるところでしたが、その間、車はみんなルールを守り
クラクションひとつならす人もいませんでした。
途中、何人かのグループを組んで、歩いて帰宅する人たちを
たくさん見かけましたが、みな淡々と事実を引き受けている感じが
健気で心に染みました。

嫌な事件ばかりが目立つ世の中でしたが、
日本はいい国なんだと改めて実感しました。
このところ少しばかり疲れたりしてこのブログを
更新できませんでした。・・・私も頑張らなくっちゃ。

被災を免れたみなさんもそれぞれに大変な状況を抱えていると思います。
みんなで助け合ってとにかくみな頑張ってくださいね。

被災者の皆さん、みなさんの姿は日本人の誇りだと思います。
日本中が応援しています。世界中が注目しています。
全世界に東北地方の人たちの美しさを
見せてあげてください。
少しでも健やかでいられることを心から祈っています。

結城昌子
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小谷元彦 展
管理人mayより もうひとつ。

昨年暮れから、六本木の森美術館で
小谷元彦展「幽体の知覚」が開かれています。
ご案内いただいたので、行ってきました。

館の方に詳細な解説をしていただいたこともあり
この38歳の作家がつくりあげている世界に
興味深く接することができました。

30代の方のものとはにわかに信じられないほどの
完成度と展開の大きさです。(偉そうなコメントすみません)
凡庸な感性はただただ「へえ!」と
感嘆の声をあげるのみでした。

背景をしっかりもった、こういう作家があらわれたんだなあ
という感慨が今もじわじわ続いています。

infernoというエンターテイメント的しかけものもあり楽しめます。
東京会場の会期は2月27日まで。
その後、全国を巡回するようです。
小谷元彦展の詳細は森美術館のホームページで。

artand管理人 may

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